消防訓練(H25.10.23)
こんにちは。
かし熊の『たのうえ』です。
昨日、”津田沼パスタビル”と”ロッソパスタビル”の
自衛消防訓練を実施しました。
津田沼パスタビルの消防訓練は、今回で59回目。
そして、ロッソパスタビルは記念すべき1回目になります。
自衛消防訓練には、お店の営業時間にもかかわらず
毎回多くのテナントさんにご協力を頂いていますが
今回も25名もの従業員の皆さんがご参加をされました。
それでは、写真にて消防訓練の様子をご覧下さい。
○消防隊長の挨拶と訓練説明
ここでは、自衛消防隊長(弊社社長)より、実施予定の内容と
その訓練の注意点、そしてヘルメットの被り方を説明しました。
ヘルメットは、誰もが一度は目にした事はあると思いますが
正しい被り方をご存知ない方も見受けられました。
ご自身の命を守ってくれる大切な物なので
是非しっかりと覚えて下さいね。
○通報訓練
通報訓練では、消防署員の方が受け答えをして頂きながら
各テナント毎に1名ずつ実施をして頂きました。
受け答えをしている後ろで、別の消防署員に見られていたので
緊張されたかもしれませんが、ゆっくりと大きな声で
住所や通報内容、連絡先等の質問に答えていましたよ。
通報をされている方だけではなく、待っている皆さんの表情も
真剣そのものでした。
○避難訓練
避難訓練では、火事や地震の際に避難するときの注意点や
この地域の広域避難場所について説明をした後
普段は使用しない、津田沼パスタビルの非常階段を使って
ビルの外まで移動しました。
避難の後は、自衛消防隊長に逃げ遅れた人がいないかを報告し
全員の避難が確認されました。
非難の際、自分がいた店舗内や洗面所に
取り残された人がいないかを確認しますが
お客様すべてが健常者という訳ではないので
声掛けだけではなく、実際に目でも確認することが
大切ですね。
○消火訓練
消火訓練では、消防署員から通常で使用される消火器について
「普通火災、油火災、電気火災」の3種類に対応している点や
噴射時間は約16秒程度という事、そして使用方法の説明を
して頂きました。
使用方法は・・・とても簡単。
1:ピン(ピンを抜く)
2:ポン(ホースをポンと引き抜く)
3:パン(レバーを握る)
これだけなのですが、パニックになると上手く使えない方も
多いそうです。でも、このような訓練で経験しておくことで
非常時の対応もスムーズに出来そうですね。
初期消火を行なう上で、注意点が2つあります。
まず1つ目は、逃げ道をきちんと確保した状態で行なうこと。
そして2つ目は、炎が天井に達する大きさになったら
初期消火を諦めて逃げることです。
どうしても消火に集中するあまり、この2つが忘れがちに
なるかもしれませんが、必ず守るようにして下さい。
○防火・防災講話
防火・防災講話では、消防署員の方から色々な話を伺えました。
中でも東関東大震災での体験談には、参加された皆さんが
真剣に耳を傾けていたのが印象的でした。
暫く前から、関東地方でも大きな地震が発生する・・・と噂され
私自身がその噂に少し慣れてしまっていた面がありましたが
大規模災害への心構えと準備を、改めて見直してみようと
思いました。
○自衛消防隊長講評
自衛消防隊長講評では、お客様をお迎えする立場の従業員として
何が大切なのかを、皆さんにお伝えしました。
お客さまに安心してご来店して頂ける店舗になるためには
各店舗のサービス内容も、もちろん重要ですが
消火器の設置や非難誘導灯の点灯はもちろん
店内が煩雑になっていない事や、スタッフ皆さんの
防災意識の高さも大切な要素だと思います。
今回の消防訓練には、このような訓練に
はじめて参加される方が多かったようなので
色々と勉強になったのではないかと思います。
火災や災害が発生した時は、消防等の救助が到着するまでは
自分で自分自身の身を守り、出来る範囲で火災や災害の拡大を
防ぐ必要もありますので、このブログをお読み頂いている皆さんも
是非、地域の防災訓練等にご参加をされてみてはいかがですか?
そして、そこで見に付けた知識や技術は
ご家族の方にも教えてあげて下さいね。