渋滞は何故起こる?

渋滞は何故起こる?

2014年08月14日(木)1:36 PM

こんにちは。
かし熊の『たのうえ』です。


お盆真っ只中ですね。
ニュース等で、頻繁に渋滞情報が伝えられていますが
帰省や行楽で車を利用されている皆さんは
渋滞疲れをしていませんか?


さて、誰もが嫌がる「渋滞」ですが
そもそも何故発生するのでしょうか?

渋滞


車の台数が増えるから…もちろん、それは大きな原因ですよね。

でも、それだけでは無いようです。
昨晩、テレビを観ていたら「渋滞」の発生原因を
解説していたので、簡単にお伝え致しますね。


原因として頭に浮かぶのは…
 ・料金所の混雑
 ・インターチェンジ等からの合流

といったところが一般的な考えだと思いますが
上記の2つを足しても、渋滞原因の20%に満たないそうです。
では、もっと大きな原因とは何だと思いますか?


まず、1つめは「トンネルの入口部分」。

トンネルは、それまでの開放的な空間から一転して
狭く暗い状況になります。
ドライバーは、それを無意識に敬遠して、一時的に速度を
落としてしまう傾向があるそうです。

後続の車は、前を走る車と同じように、暗さや圧迫感から
速度を落とすだけではなく、前の車の速度が少し落ちることで
車間距離が縮まり、ブレーキを少し掛けます。

そのまた後ろを走る車は、前の車にぶつからないように
前の車よりも少し多めにブレーキを掛けます。

これが連鎖していくと、最終的には停車する車が出始め
渋滞へと繋がっていくそうです。

トンネル渋滞



そして、最も原因として多いのが「上り坂」です。

車は上り坂を走ると、当然のように速度が落ちます。
後続の車は、前を走る速度が落ちた車との
車間距離を保とうとブレーキを少し掛けます。

この後は、トンネルの入口で起きる現象と同じように
ブレーキが連鎖して渋滞が発生するそうです。

勾配の大きい上り坂では、ドライバーは意識をして
事前に加速をする事もあると思いますが
一見しただけでは分かりにくい勾配の小さい坂の場合
気が付いた時にはスピードが落ちている…なんて事を
経験した事がある方は多いのではないでしょうか。

そして、この「上り坂」が原因の渋滞は
なんと渋滞原因の60%にも達するそうです。

上り坂渋滞



「トンネルの入口部分」も「上り坂」も
ドライバーの意識で軽減できそうですよね。



そしてもう一つ。
出来てしまった渋滞を少しでも早く解消させる方法も
紹介されていましたのでお伝えしますね。

番組では「スローイン・ファストアウト」として説明していましたが
前方に渋滞箇所を確認したら、急いで前の車の後ろに
停車するのではなく、スピードを落としてゆっくり近付く事と
渋滞中に前の車が動いたら、時間を空けずに
自分もすぐに前に進む事だそうです。


これは、車が完全停止している時間を極力短くし
少しでも動いている時間を作り出す事が目的なようです。

やはり、完全停止した状態からは動き出すまでに
多少なりともタイムロスが出てしまいますし
それが数百台という量になれば、大きな時間に
なってしまいますから、納得のいく説明ですね。



私も良く車を利用しますが、渋滞中に心掛けている事は
「ブレーキをなるべく掛けない事」です。

これまでの説明にもあるように、前の車のブレーキランプが
点灯すると、どうしてもブレーキを掛けたくなってしまいますが
それだとブレーキの連鎖が発生してしまいます。

オートマチック車の場合なら、ブレーキを離しただけで
クリープ現象によって微速で進みますので
それを利用する事で、完全停止の時間を短くするように
注意しています。


あとは、完全停止している状態でも、車間距離を
少しとるようにしています。

前の車に接近し過ぎていると、前の車が動き出してから
自分が動き出すまでに多少の時間が必要ですが
車間距離を少しとっておくと、前の車とほぼ同時に
動き出すことができるからです。



これまでにお伝えした内容や対策は、必ずしも正しいとは
限りませんが、参考にして頂ければ幸いです。

それでは、帰省や行楽を楽しんで下さいね。
私はいつも通り仕事を頑張ります(笑)。

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